すいブログ〜高校生の日常〜

限界受験生の備忘録。

都立高校受験必勝法〜自校作〜

こんにちは、すいです

私は現在都立高校に通っています。あまり詳しく言うと簡単にバレてしまいそうですが、とある自校問題作成校の3年生です。

まあ受験生がこんな時期にわざわざブログを漁っているとは思えないですが(自虐)、来年再来年の参考にもなるかと思うので、少しだけ私の高校受験についてお話ししようかと思います。

 

目次

 

自校問題作成校とは

東京都立の高等学校は基本的に、国語・数学・英語・社会・理科の5教科を受験します。これはどの高校でも同じ問題が統一して出題され、受験した学校ごとに上位の人から合格していきます。これを一般的に「共通問題」と言います。

 

このうち、以下の高校は国語・数学・英語を各学校の教員が独自に作成し、社会と理科のみ他校と同じ共通問題を利用しています。

日比谷高校・西高校・国立高校・戸山高校・青山高校・立川高校八王子東高校国分寺高校・新宿高校墨田川高校

 

また以下の高校は英語を独自に作問しています。

国際高校

 

これらの学校のことを自校問題作成校と呼び、当然学校ごとに過去問が存在しています。

 

私はこの中のどれかの高校を第1志望とし、約2年前に合格しました。あくまで私に合った受験勉強法をお話ししたいと思います。

 

国語

高校受験では、知識を詰め込む!と言うよりはひたすら問題形式に慣れるという感じでした。たくさん問題を解いていくうちに、選択肢問題では誤りの明らかな違和感を覚えることができるようになります。ただし漢字はちょっとずつ練習していました。書きより読み。四字熟語も忘れずに。共通問題よりも難易度はかなり高いです。

短歌が出題されたりもしますが、これに特化した勉強をする必要はないと思います。

 

数学

いろいろな学校の問題を解きました。志望校よりハイレベルな学校も。過去問を解く時期はそこまで早くなくていいと思いますが、精神的に不安でしょうし、今すぐにでも解きたいのであれば他校がオススメです。まずは時間無制限で満点を目指す。問題の傾向や癖は学校によって全く違い、正直私も志望校よりは他校の方が数学に関しては相性が良かったのですが、いざ志望校の過去問を解き始める時の引き出しをできるだけ大きくしておきましょう。

秋も終わりそうになってきたら、本番と同じ制限時間に少しずつ近づけて、ようやく志望校に着手する。同じ問題を何度も解くことも大切かもしれませんが、私は平成23年度〜令和2年度を1周しかしていません。

 

英語

まずは長文に慣れましょう。夏休み全部を使っていろいろな英語長文に触れ、問題を解くというよりも内容を理解する速読力を上げるのが優先です。知らない単語があったらある程度意味を予測してから辞書で調べる。この繰り返しです。リスニングは共通問題と同じなので、そこまで難易度は高くありません。Question2?だったかな?ここが埋められるかが鍵です。他のリスニング問題ではあまり差がつかないと思います。

自校作の英語はとにかく量で攻めてきます。問題は時間をかければ解けるのでしょうが、それを時間内に終わらすのが困難です。

 

社会(共通問題)

暗記ゲーです。地理は多少思いつきで舞えるかもしれませんが、基本的に知識がなければ解きにくいです。私は学校のノートとは別に、地理も歴史も公民も専用のまとめノートを作りました。地域別に有名な地形や気候、特産物を白地図上に記したり、年表を時代、宗教別にまとめたり…社会は元々得意だったので、年表については暇を持て余した結果だったりしますが

 

理科(共通問題)

1〜3年で習ったことが満遍なく出題されます。これも化学・生物・物理・地学それぞれノートを学校の授業とは別で作成しました。取り掛かったのは中2の3月からですが、今からでも間に合うとは思います。ただ1から作るというよりは、模試をはじめとする問題を解き、わからなかったところをまとめ直すくらいにした方が、時間を無駄にしなくて済みます。

 

国数英と理社

私は国数英が苦手でした。実際本番でも、英語は難化したため参考になれませんが、国語は6割弱、数学は3割ほどしか取れていません。理社がそれぞれ9割、社会に関しては減点されたのが記述問題2つのみ(それぞれ部分点)でしたので、理社のおかげで合格したと言い切っていいでしょう。何が言いたいかというと、数学が苦手だ、英語が無理だ、からといって自校作を諦めるのはもったいなすぎるということです。今からでも国数英は伸びるので(継続が大切)、暗記さえすれば点数が取れる理社にかけてもいいんじゃないでしょうか!?

 

とはいっても理社だけを頼みの綱にした結果、進学後に落ちこぼれた私がいます。高校理科社会は中学のように単純な暗記では成功しません。高校受験生のときの勉強習慣を継続できた者が、進学校でも上位に入れるのだと思います。

 

おわりに

都立高校受験まであと7ヶ月。おそらく大半の人は誰が書いたのかもわからないこのブログよりも、塾の指示を心に留めて勉強するのでしょう。私もそうでした。たった一文でも、参考になることがあったら嬉しいです。

 

 

すい